大規模会計事務所の実態調査レポート 2025

1. はじめに

一般社団法人 会計事務所連携協議会(略称: 会計連、理事長: 本郷 孔洋、事務局所在地: 東京都中央区)は、全国の会計事務所17社^※1が発起人となって、2024年12月25日に正式に設立された。
会計事務所連携協議会は、会員間の積極的な議論と協力、そして連携を通じ、会計事務所業界のブランドイメージの向上、および、会計事務所における人材の採用と育成の支援を中心に活動に取り組んでいる。

本実態調査レポートは、会計連の会員17社を対象とした調査に基づき、大きく変わりつつある会計事務所の今を、データに基づき、客観的に理解できるようにすることを目的としている。
本実態調査レポートは、全国の会計事務所の役職員や会計事務所経営に関心を有するメディア等はもちろんのこと、会計事務所で働くことに多少なりとも関心を有している方々の参考になることを目指している。

1-1. 調査手法

本実態調査レポートは、会計連の会員17社を対象とした調査に基づいている。
調査票は会計連の委託により、株式会社リアルソリューションズが設計した。
調査は2025年4月から5月にかけて実施し、対象とした17社全社から回答を得た。
ただし、一部の質問項目に対し、未回答となっている回答も存在するため、各調査項目のサンプル数(N)は必ずしも17とはなっていないことに留意されたい。

回答の分析は2025年5月から7月にかけて株式会社リアルソリューションズが実施した。
本実態調査レポートの執筆も、株式会社リアルソリューションズが中心となって行うことにより、客観性を確保している。